35歳以上で初産は要注意?年齢ごとの流産率

※この記事では一般的な情報を記述しています。医師免許などは持っていないため、専門家の意見ではなく「妊娠に関する一般的な情報」としてご覧いただけますと幸いです。

流産は一般に「人工妊娠中絶以外の理由で妊娠が終わること」を指します。この記事では、流産の種類や年齢ごとの流産率、流産の理由などをご説明します。

流産とは

妊娠22週未満で妊娠が終わってしまうことを指します。全妊娠の8~15%程度が流産になるため、流産を経験した人は想像より多いかもしれません。特に40歳以上の女性の流産率は高くなります。

流産に関係する用語

状態や時期によって呼び方が異なります。

切迫流産

流産になりそうな状態のことです。切迫流産から流産に移行する場合と妊娠が継続される場合があります。症状として下腹部の痛みや少量の出血が見られます。基本的には安静第一でゆっくり過ごすよう心がけます。

進行流産

切迫流産よりも状態が進んだものです。症状は下腹部の痛みや出血に加え、子宮頚部が開きます。その後の状態によって処置が異なります。

完全流産

流産により子宮内の内容物が完全に出された状態です。症状は下腹部の痛みや出血です。内容物が完全に出ているため、手術などはせず経過観察になることが多いです。

不全流産

流産になったものの、内容物が一部子宮内に留まっている状態です。症状としては下腹部の痛みや持続的な出血があります。内容物が多い時には除去の処置をし、少ない場合は抗生物質などを投与して経過観察します。

稽留流産

子宮内で胎児が死亡した状態ですが、妊婦には症状がなく気づかない流産です。定期検診で超音波検査をしたときに見つかることが多いです。病院にて除去手術を受けることになります。

子どもを産む年齢が高くなっている

年齢ごとに流産率も上昇していきます。ちなみに1990年頃までは30歳を超えてから第1子を産む場合を高年初産と呼びましたが、現在は35歳を超えてから第1子を産む場合を高年初産と呼びます。昔に比べて晩婚化も進み、第1子を産む年齢も高くなりました。

高年初産は妊娠しにくく、流産率も上がり、疾患や分娩時の異常が見られることも増えます。妊娠糖尿病や妊娠高血圧症など母体に異常がでることも多いのです。帝王切開の率や出産時の出血量も上がります。

年齢ごとの流産率

アメリカCDCの報告によると、30代前半までの流産率は10~14%くらいです。初産だと高年と呼ばれる35歳頃から流産率が上がり、40歳の流産率は約30%、45歳では60%近くが流産になるようです。

周囲の人で「流産した」と言う人はあまり効かないため、流産は珍しいものと思いがちです。しかし、30代前半までの若いうちでも10~14%の人は流産を経験しています。10人に1人以上は流産を経験しているのです。

45歳になると妊娠が難しい上に約半数が流産になるため、出産はかなり難しいことが分かります。社会状況の変化により晩婚化が進んでいますが、子どもが欲しい方は35歳までに第1子を産むと安心です。

結婚するのが遅いからと言って老化も遅くなるわけではありません。卵子は確実に変化しています。

流産の理由として考えられること

多くは赤ちゃん側の染色体異常や遺伝子の異常によるものですが、繰り返す場合には母体に原因が見られる場合もあります。下記の理由により流産を繰り返すことがありますので、心配な場合は検査することをおすすめします。

・子宮の異常

・黄体形成不全

・内分泌異常

特に出産年齢が高いと染色体異常や遺伝子の異常が起こりやすく、母体に原因が見られることも増えます。

最後に

基本的に年齢が上がるごとに子どもを産むのが難しくなる傾向にあります。不妊治療や体外受精、特別養子縁組など「自然妊娠しなくとも子どもをもうける方法」が増えてきましたが、費用も高額でなかなか手を出せないこともあります。

想像よりも流産率が高いことを頭に入れ、いつまでに結婚していつまでに子どもを産みたいのか計画を立てることをおすすめします。