不妊治療の年齢ごとの妊娠率

不妊治療をすると妊娠率が上がるように感じますが、実はそうとも言い切れません。40歳で体外受精をして分娩に至るのは7.7%、45歳で体外受精をして分娩に至るのは0.6%と低いのです。

この記事では、年齢ごとの不妊治療の成功率やライフプランシートの作成についてご説明しています。

体外受精による分娩率が気になる方はぜひご一読ください。

不妊治療の年齢ごとの妊娠率 

日本産婦人科学会2010を基に厚生労働省で作成された、体外受精で出産までできた件数を元に考えます。

年齢ごとの分娩率は下記の通りです。

年齢30歳35歳40歳45歳
分娩率19.9%16.3%7.7%0.6%

30歳では体外受精をした5人に1人が分娩に至っていますが、年齢を重ねるごとに分娩率が下がります。40歳では10人に1人を切り、45歳で分娩に至るのは200人に1人となります。

妊娠できる確率は1回あたり20~30%と言われていますが、年齢にしたがってかなり低くなります。

妊娠・出産には適齢期があるので不妊治療=絶対妊娠とは限らない 

妊娠の適齢期は20~34歳と言われています。晩婚化が進むからといって妊娠・出産の適齢期が変わるわけではありません。年齢を経るごとに卵子や卵巣、子宮の機能が低下します。晩婚化が進んでも、身体の状態は昔からほとんど変わらないのです。

また、旦那さんが歳上の場合は旦那さんの精子や精巣の機能が低下していることもあります。

35歳以上の妊娠は難しい傾向にあることを頭に入れておきましょう。年齢が上の場合、不妊治療をしたとしても妊娠するとは限りません。

できるだけライフプランを考えておくこと、20代のうちから婦人科系の検診を受けることがおすすめです。不妊治療をしても妊娠が見込めない場合は特別養子縁組で子どもを迎え入れることも視野に入れることをおすすめします。

20代〜30代前半の方:ライフプランシートの作成がおすすめ

参考:丘の上のお医者さん(https://www.okanouenooisyasan.com/life-plan/ )

ライフプランシートを記入することで、妊娠・出産の適齢期を逃さずに検診を受けたり健康状態に気をつけることができます。記入する内容は、年齢や学業、仕事の状況、検診やワクチン、結婚、妊娠・出産・子育て、趣味などです。

生理周期の把握や無料検診の受診、乳がんの自己触診、ピルやコンドームの有無、婚活などについても記入します。

30代後半〜40代の方:特別養子縁組も視野に

「どうしても子どもがほしい」「だけど妊娠の可能性は低い」という場合は特別養子縁組という選択肢もあります。

特別養子縁組は従来の普通養子縁組とは異なり、戸籍上も親子関係になり、生みの親と子どもの親子関係は切れる制度です。

特別養子縁組のマッチングサイトもありますので、気になる方は一度確認されることをおすすめします。

まとめ

不妊治療をしたからといって必ずしも妊娠できるとは限りません。妊娠の適齢期を把握し、「今は何をすべきなのか」「もし妊娠できなかったらどんな方法で子どもを迎え入れることができるのか」早いうちから把握しておくことが大切です。