不妊治療にかかる費用の目安

あなたは不妊治療にどのようなイメージを持っていますか?「子どもができにくい女性が受ける治療」「費用が高額」「歳を重ねた人が受ける治療」などのイメージをお持ちでしょうか。実は5.5組に1組のカップルが不妊治療を受けており、女性だけでなく男性も治療の対象になります。

この記事では、不妊の定義や不妊治療の種類と費用についてご説明しています。

不妊治療にかかる費用の目安が気になる方はぜひご一読ください。

不妊治療とは

日本産婦人科学会では、「健康で妊娠を希望する男女が一定期間性行為を行っても妊娠しない状態」を不妊と言います。

通常は継続的に性行為を行うと、1年以内に80%、2年以内に90%が妊娠するとされています。

この目安に基づき、性行為をしても1年妊娠しないカップルが不妊治療の対象になります。

不妊治療は婦人科や産婦人科で受けられます。体外受精などはどこのクリニックでもできるわけではなく、程度大きな病院に通う必要も出てきます。田舎の方では「体外受精ができる病院は県に3つ」ということもあります。

不妊治療を受けるのは女性だけではない

不妊治療を受けるのは女性だけではありません。そもそも不妊の原因は男性と女性が1:1と言われています。女性だけが治療をしても、改善されないことが多いです。

夫婦で診察を受け、治療をすることが望ましいです。

女性に見られる不妊の3つの原因

主に排卵障害、卵管障害、子宮着床障害により妊娠が難しくなっています。

排卵障害

ホルモンなどの関係により自力で排卵を起こすのが難しい状態です。ストレスや喫煙、冷え、血行不良なども原因になります。

卵管障害

卵巣と子宮をつなぐ卵管が詰まったりくっついたりして卵子と精子が出会えない状態です。卵管は2本ありますので、どちらかが正常に機能していると自然妊娠が可能です。

子宮着床障害

子宮内膜症や子宮内のポリープにより着床しにくい状態になることがあります。

男性に見られる不妊の3つの原因

女性だけでなく、男性側に不妊の原因があることもあります。造精機能障害や性機能障害、精路通過障害などの理由ですが、半数は原因が不明と言われています。

造精機能障害

精子を作る機能が十分でない状態です。精液中に精子がない場合や精子が非常に少ないなど個人差があります。先天的に機能が不十分な人、病気によって減少した人、アルコールや喫煙など生活習慣が原因の人とさまざまです。

性機能障害

勃起や射精がうまくいかない障害です。「子どもを作らなければいけない」「嫌われないようにしなければいけない」などの精神状態も影響しています。

精路通過障害

精子の通り道が狭かったり詰まっていたりして、精子が放出されない障害です。先天性のほか、病気やけがをきっかけに発症することもあります。

不妊治療は保険適用外だが助成金が出る 

不妊治療はお金がかかる治療です。助成金という形で補助が受けられることもあります。

保険適用されるのはタイミング法のみ

不妊治療は基本的に保険適用外です。タイミング法という治療法は保険適用内ですが、人工授精や体外受精は保険適用外となります。

助成金が出るのは体外受精のみ

高額な体外受精は助成金が出ます。助成金についての詳細は下記の記事で詳しくご説明しています。

不妊治療の種類と料金

タイミング法人工授精体外受精
概要医師から妊娠しやすい日について指導を受け、タイミングを合わせて性行為をするものです。排卵のタイミングに合わせ、子宮に直接精子を送るものです。体への負担が少ないです。卵子と精子を取り出し、体外で受精させる方法です。ある程度大きく成長した後にカテーテルで子宮へ送り込みます。
料金数千円1回1~2万円20~60万円
保険××
助成金××

タイミング法は保険適用内のため数千円で治療が受けられます。しかし、人工授精や体外受精は保険適用外のため高額な治療費がかかります。

最後に

不妊治療は保険適用外になることが多く、高額な費用が必要です。助成金を使うと自己負担額はいくらになるのか把握して、計画的に不妊治療を進めることが大切です。